日清カップヌードル杯」手嶋多一の優勝ギア

手嶋多一が「「本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」で7年ぶりのツアー通算7勝目を挙げた。今大会は初制覇で、2001年「日本オープン」に次ぐ13年ぶりの国内メジャー2勝目。キャディバッグの中には年季の入ったクラブが2本ささっていた。

その1本は3番ウッドで、12年使い続けるミズノのHOTメタル。そしてもう1本は4番ウッドでミズノワールドマスター、7年目の愛用クラブだ。「もう型 もないので、壊れるまで使い続けます」。最終日の12番では、4番ウッドでティショットを放ち、バーディを奪って混戦を一歩抜け出した。

手嶋はこの勝利で賞金ランキング4位に浮上。次戦を終えた時点で2位以内に与えられる「全英オープン」の出場資格を掴む可能性もでてきた。

ゼクシオアイアン通販

谷口徹、絶口調で難コースをねじ伏せる!

国内メジャー初戦をコンペに例えたら怒られるだろうが、初日4アンダーで単独首位に立った谷口徹がスピーチしたなら、間違いなく「今日は同伴競技者に恵まれました」と切り出したに違いない。それほどまでに、この日の谷口は気持ち良くプレーできた。

 そのアシストをしたのが、24歳の小平智だ。インスタートの谷口にとって、折り返しスタートとなった1番パー5。ティショットで会心の当たりをした小平 に対し、「なかなかいい球を打つやないかい」と思った谷口はあえて飛距離の出やすいドローボールを放つ。計算どおりにボールは転がって小平のボールよりも 3ヤード先に止まった。

「なんや小平、飛ばんな!?」

 と軽くジャブを見舞うと、さらに、残り220ヤード地点から2オンに成功。6メートルを沈めてイーグルを奪ってみせた。これで首位に並んだ谷口は、4番 パー4でもバーディを奪い、単独首位に立つ。最終9番パー4では、6メートルのパーパットを残すピンチを迎えたが、見事にラインを読み切り、見事カップに 沈めた。その瞬間、お得意のガッツポーズを小平に見せつけるように披露。

ロケットボールズアイアン

ベテラン手嶋、4年ぶり首位も「このままいけるとは」

ミズノオープン第2日(30日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7382ヤード、パー72)3位から出た手嶋多一(45)=ミズノ=が4バーディー、ボギーな しの68で回り、通算9アンダーで岩田寛(33)=フリー=と並んで首位に立った。ベテランのホストプロが4年ぶりの首位浮上で、7年ぶりのツアー優勝と 12年ぶりの全英オープン出場を視界にとらえた。

 ホストプロの手嶋が首位に躍り出た。2010年「三井住友VISA太平洋マスターズ」初日以来4年ぶりの首位に「できすぎ。このままいけるとは思えな い」と驚きまじりの笑顔がのぞいた。首位が4年ぶりなら優勝すれば07年「カシオワールドオープン」以来7年ぶり。上位4人以内に入れば02年以来の「全 英オープン」出場。さらにミズノ所属プロが優勝すれば1986年の中嶋常幸以来だ。「(バーディーを)ひとつでも多く取って大崩れしないように。今年は 40万円くらいしか稼げていないから」と45歳は謙虚に話した。

タイトリスト MB714アイアン

遼の妹・葉子がプロ転向へ

石川遼の妹でアマチュアの石川葉子(17=西武台千葉高)がプロを目指し、来年3月から始まるプロテストを受験することが分かった。進路を決める高校3年 生になり両親らと相談。プロ転向への気持ちが固まり「1年ぐらい前は何も考えていなかったけど、プロになりたいのでプロテストを受けようと思っています」 と明言した。

 13歳だった10年Tポイント・レディースでツアー初出場し、昨年まで10試合に出場。予選通過はなく、この日もバーディーが先行しながら7オーバーの 100位と出遅れた。ただ発展途上で伸びしろはある。また、1次予選は最終プロテスト開催前年の秋から始まっていたものが、来年からプロテスト同年の3月 に変更。準備期間も十分あるため「やることをちゃんとやりたい」と、猛練習で兄と同じプロの世界に飛び込む覚悟だ。

ゼクシオアイアン通販

昨季W年間王者のステンソンは凱旋優勝できるか

昨年は同じ北欧のフィンランド出身のミッコ・イロネンが、通算21アンダーで優勝。予選2日間首位をキープしたマッテオ・マナッセロ(イタリア)は4位タイとなった。

今年も連覇を狙いイロネンが出場し、地元スウェーデン勢で最上位の2位に入ったジョナス・ブリクストやマナッセロも昨年の雪辱を果たすため出場を予定して いる。また、先週3日間首位を守り2位以下に5打差で迎えた最終日にスコアを落とし、ロリー・マキロイ(北アイルランド)に逆転優勝を許したトーマス・ビ ヨーン(デンマーク)も出場予定。

地元出身でもっとも注目を集めるのは、昨年欧州ツアー賞金王と米ツアーのフェデックスカップ王者となったヘンリック・ステンソンだ。今季は12月に開催された「ネッドバンクゴルフチャレンジ」での4位が最高でまだ勝利がない。地元での初勝利を狙う。

PING G25 アイアンセット

J・コルダが世界ランク16位に浮上、藍は43位に後退

26日付けの最新女子世界ランキングが発表された。

 前週の米国女子ツアー「エアバスLPGAクラシック」で最終日にスコアを7つ伸ばす猛チャージかけ逆転で今季2勝目を挙げたジェシカ・コルダ(米国)が 前週より10ランクアップの16位に浮上した。同大会2位のアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)は4つ上げて9位に、3位タイでフィニッシュしたミ シェル・ウィー(米国)も10位に順位を上げた。

 国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」で今季2勝目を挙げたアン・ソンジュ(韓国)は4ランクアップの25位に。日本勢は宮里美 香が3つ下げて38位に、森田理香子は40位、宮里藍も43位と順位を落とした。同大会2位タイの横峯さくらは2つ順位を上げて42位となっている。

タイトリスト 714 AP1 アイアン

松山英樹は50歳ヒメネスに抜かれ26位に 石川遼も1ランクダウン

試合出場のなかった上位は、昨年3月の第12週から世界ランク1位に君臨していたタイガー・ウッズが、平均ポイントを前週の8.0526点から 7.8495点へと減らして2位に陥落。代わって7.9936点のアダム・スコットが初めて1位の座に就いた。3位のヘンリック・ステンソンは 7.7203点、4位のマット・クーチャーは7.1229点、5位のバッバ・ワトソンは7.0429点で続き、スコットが安定政権を築くには、早い段階で の2014年初優勝が必須となりそうだ。

4試合振りにPGAツアーに参戦となった石川遼は予選を通過したものの、3日目終了時は75位。78人以上の選手が予選を通過した時に適用される、最終日 にプレーをするためのセカンドカットライン「70位タイ」に届かなかった。賞金1万3110ドルとFEDEXカップポイント0.88点は獲得している。最 新世界ランクは1つ下がり75位。

今週末(5月26日)、または6月9日付の世界ランク60位までの選手は、予選免除で「全米オープン」出場資格を得ることができる。石川は現時点で6月2日オハイオ州コロンバスのブルックサイドGCCとサイオトCCで行われる最終予選に受験エントリー済みだ。

タイトリスト MB714アイアン